2013年6月23日日曜日

参考にしたハイレゾブルーレイオーディオ

ハイレゾブルーレイを作ろうと思い立って、調べてみると24bit192khzリニアPCMが収録されているブルーレイ作品を2つ見つけ購入しました。
1つは「驚異のデュオ/ベルリン・フィルハーモニック・デュオ」というクラシック作品。
もう1つが「ニールヤングのPsychedelic Pill」(輸入盤)
「驚異のデュオ/ベルリン・フィルハーモニック・デュオ」はブルーレイというフォーマットを利用してとにかく高音質で音楽作品を作ろうとして企画された物だと思います。「ブルーレイオーディオ」というカテゴリー名で数社から商品が出ています。
た だ今のところリニアPCM24bit192khzの音源が入っているのはこの1作品だけのようです。ただし、この作品リニア PCMも24bit192khzで録音された物では無く、1976年録音の作品です。アナログマスターテープからリニアPCM24bit192khzへ変換された物だと思います。 ただ同じ盤にリニアPCM4bit96khzも収録されていて、切替えて聞くと、その違いがはっきりとわかります。元の録音も良いので充分にハイレゾ音源を楽しむ事はできました。画像は一切出てきません。曲名のテキストが出ているだけです。容量を全てオーディオデータに割り当てるという潔いコンセプトが 「ブルーレイオーディオ」というカテゴリー商品なのではと思います。
「ニール・ヤングのPsychedelic Pill」は少しコンセプトが違う作品です。ニール・ヤング自らが今のMP3試聴中心の音楽業界の音質の悪さに憂いて、ハイレゾ作品を発表しているようです。 この作品はCDでも発売されていますが2012年発売の新作です。ニール・ヤングのこだわりは作品の解説に録音の記録が書かれていることからもわかります。ニーブのミキシングコンソールやスチューダ 827というアナログマスターレコーダを使って録音されたようです。いずれもポップスの録音では一時代を築いた最高の録音機材ですが、ProToolsを 始めとしたコンピュータを使った録音に取って変わられ、これら機材が現役で活躍しているスタジオは、ほとんど無いのではと思われます。でもニール・ヤングが こだわる最高の音はこれらアナログ録音機器の音なのでしょう。彼はスタジオで聞いているマスターの音が、CDやMP3用にデジタルに変換されることで、あまりにもひどい音になってしまうのを憂いて「Psychedelic Pill」のようにブルーレイをメディアとして使った作品を発表しているのだと思います。こちらもリニアPCM24bit192khzの音源が充分に楽しめます。けしてHifiを売りにした音ではないと思いますが、アナログ録音ならではの太い音がします。
画像はフルビデオではありませんが、うまく画像容量を使わない工夫で、昔のモノクロ映像やイメージ映像が流れます。音楽を楽しみながら映像も飽きさせない工夫がされています。
脱線しますが若い方はニール・ヤングの事はいまだがんばっているロック界の重鎮ぐらいにしか知らないとは思いますが、彼は伝説のロックグループCSN&Y(クロスビー・スティルス・ナッシュ&ヤング)のメンバーでした。実は私がこの世界に入ったきっかけとなったのはCSN&Y を聞いた事からです。映画「ウッドストック」を見た衝撃は今でもはっきりと思い出せます。CSN&Yにはどっぷりはまりましたが、一番はまったのはメンバーの中ではスティーブン・スティルスでした。
話を戻しますが、ニール・ヤングほどの年齢のミュージシャンが時代に先駆けたハイレゾ音源作品を発表したのは、うれしくも有り、私もチャレンジしてみようという励みになりました。ニール・ヤングこれからも末永くがんばってください!

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